森林・林業
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山の木のサイクル
近年、日本の山の木が使われなくなり、地元木材の流通が滞り、山林が荒れるという事態が起こっています。山林が荒廃すると、その機能が弱まり災害や自然破壊につながりかねません。グリーン興産では、人工林の荒廃を防ぎ、新植から保育、間伐、伐採を経て、木材となった木々の運搬までをトータルに行います。そして、無理なく山の木のサイクルにしたがうことで豊かな山を作り、優良材の提供を進めています。
伐採した木材の行方
伐採した木材は木材市場に出され、住宅用柱材や木材加工品の用途に使用されます。
近年は兵庫県の取り込みに呼応する形でバイオマス燃料として使用する用途での原料提供も行っております。
列状間伐
列状間伐とは、ある一定の列(もしくは幅)を決め、その列内の木をすべて伐採する方法です。
この方法は、機械化作業システムを容易に導入でき、作業の機械化による低リスク・低コストを実現できることが最大の特徴です。
木質バイオマスへの取組
主に、樹木の伐採や造材のときに発生した枝、葉、端材などの林地残材を、
- 化石燃料の代替として燃焼させエネルギー利用とするサーマル利用(木質ペレットなど)
- チップ化して植栽地のマルチング材への利用
- 炭化して土壌改良材や調湿材、ボードへの利用
- 畜舎敷料、堆肥利用などさまざまな利用とするマテリアル利用
をするため、山土場から搬出しています。
天然輪掛け乾燥材への取組
天然輪掛け乾燥材とは、伐採したスギ材を皮付きのまま山中の標高600m以上の日当たりの良い場所で、井桁に組み1年間じっくりと天然乾燥させた用材のことです。そうすることにより木材の自然な香りが保たれた、木材本来の独特の色艶を持つ、そして粘りがある曲げに強い木材になります。